◆どんな観音さま?


  棒道沿いには,5種類の観音さまがみられます。(観音には全部で7種類あります。)
 その特徴を簡単に書いておきましょう。

 さて,いくつ見分けられるかな?


<1>聖観音(しょうかんのん)

 この観音は,数多い観音のみなもとであり,十一面・如意輪など変化観音と区別するため聖観音と呼び,正しくは観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)という。
@形(像容) …左手に蓮華を持ち,右手は蓮華に軽く添えるように造られたものが多い。
A衆生を観察して自在にこれを救い,衆生に何事も畏れぬ信念と信仰を与える。

※衆生とは,仏教でこの世の中に生きているすべてのもの
 

<2>千手観音(せんじゅかんのん)

 千本の手にそれぞれ一眼づつの千眼をもつので,千手千眼観自在菩薩といい,千の慈眼,千の慈手で衆生を救う観音といわれる。
@形(像容)…合掌手を除き,左右に二十手ずつの四十手像である。一手で 二十五有界の衆生を救うため四十手で千となる。
A安産を願う観音

※慈眼とは,仏様が楽を与え,苦しみを取り除くという,仏の目
 

<3>十一面観音(じゅういちめんかんのん

 頭上に十一面を有する観音(菩薩の十地の修行を完成し,第十一地の仏の位に達せさせることを十一面で表した観音)
@形(像容)…普通二手で右手に数珠をもち,左手に蓮華をさした水瓶をもつ。本体の一面と頭上の十面をあわせて十一面をもつ。
A難病をのがれ,財宝を得,敵難,水難をうけず,虫毒などをこうむらず,長生きできる。
 

<4>如意輪観音(にょいりんかんのん)

 車輪がどこにでも転がるように意のままに現れ,六道の衆生の苦しみを取り除き,利益を与える観音。
@形(像容)…ほとんどが片ひざを立ている。手が6つ,右手でほほ杖をつき,思案しているような姿。
A富や力,知恵を願いのまま与えてくれる。

※六道とは,衆生が住む六つの世界(地獄,餓鬼,畜生,修羅,人間,天)
 

<5>馬頭観音(ばとうかんのん)

 「馬の頭を持つ者」の名があり,馬の守護神として崇拝された。
@形(像容)…形は様々であるが,三面八手のものが多く,必ず頭上に馬をのせ,胸前で明王馬口印(両人差し指の先端を合わせる印)を結ぶのが特徴。
A馬の供養や無病息災の祈願を込めている。特に,昔,農業の重要な動力であり,人々と重要な関わりをもっていた馬なので,馬の死は人間の死と同じように扱われ,供養していた。

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