武川村にフォッサマグナの露頭出現(1992.1)


日本列島を南北に横断する大きな裂け目(フォッサマグナ)の露頭が北巨摩郡武川村を流れる富士川の支流、石空(いしうとろ)川渓谷に出現した。
これは、夏の長雨で渓谷の表土が高さ15メートルほど崩れたために出現したものである。
場所は、村中心部から、南西へ7キロメートルほど入った巨摩山地の標高約1000メートル付近で幅約10メートルわたってみることができる。これは地質学的にも貴重な資料となりそうである。




小淵沢町久保釜無川左岸で活断層発見(1995.1)


北巨摩郡小淵沢の釜無川左岸で、活断層がが露出しているのを地学会顧問の口野道男氏が発見、確認した。この場所は国界橋から下流に500メートルの釜無川左岸で、約1万年前の沖積層のレキ層の上に約3000万年前の下部の花崗岩が、約60度の傾斜で逆に乗り上げている逆断層である。
断層中央には3メートルから5メートルの断層破砕帯があり、柔らかい断層粘土であるため、比較的新しい断層であることが推測でき、活断層だと考えられる。
北は長野県富士見町、南は韮崎市旭町に延長していると推定でき、地震防災上も要注意の地域であると考えられる。




フォッサマグナにメス(1995.3)

通産省地質調査所が発掘調査開始


小淵沢町の県境付近で通産省地質調査所が糸魚川−静岡構造線(フォッサマグナ西縁)の活断層を発掘調査した。これは過去にあった地震の発生時期を特定するとともに、発生間隔を解明するのが目的である。
この調査で地層のずれから、ここ1万年の間に少なくても、2回大きな地震があったことがわかった。
また、諏訪湖周辺と地震発生に間隔がきわめて似ていることから、今の段階では、諏訪湖周辺から小淵沢まで(約35km)にかけては、一度に断層が動いて地震が発生した可能性いが強いと考えられている。




韮崎市中田町に温泉湧出



韮崎市が中田町に進めていた温泉掘削工事が成功し、10月末に大量の温泉が湧出しました。
これをうけ、市では温泉利用施設の建設に向けて、準備を進めている。
この温泉は、八ヶ岳火山や茅ヶ岳火山等の基盤を構成している古期岩体中を北北西から南南東にかけてわれ目が発達している深部で長い時間をかけて温められた天然温泉であるり、八ヶ岳や茅ヶ岳の火山性の温泉ではない。
泉温約48度の高温泉で湧出量は570トンで一級の温泉である。
成分は「含食塩−重曹泉」にあたり、愛媛県の道後温泉や大分県の湯布院温泉に近い成分であるとされている。

各市町村で掘削された温泉紹介



北富士演習場内で砲弾型溶岩樹型を発見
(1997.8)


北富士演習場内の滝沢溶岩流で、国内で3例目という砲弾型の溶岩樹型が発見された。
樹型カプセルと名づけられたこの溶岩樹型の長さは1.27メートル、太さが20センチメートルほど空洞があり、内部に炭化した木があった。同様な形をした樹型が今までに2例見つかっているが、今回のように完全な形で発見されたのは初めてである。
ちくわのような筒状の溶岩樹型はよく発見されているが、今回のように中が空洞で、両端がふさがれた樹形が見つかったのはめずらしいことである。


溶岩洞穴・樹型について


新たな活断層発見(1997・8)

  

                      市川大門と鰍沢間で

甲府盆地の南端、市川大門町と鰍沢町にまたがる新たな活断層が大月短大の田中 収教授によって発見された。これは県内の活断層としては10番目にあたることになる。
場所は、市川大門町と鰍沢町の境界付近を流れる新川の左岸。活断層はほぼ東西に走り、幅約100m、長さ2〜3kmと見られている。この付近にはこの他にも東西に走る計3本の活断層が確認されており、これらを合わせて、「大木活断層群」と命名された。
この活断層は、砂礫が固まらず、ずれた断層間の粘土が非常に柔らかいことから、約20万年〜30万年前にできた新しいものと考えられている



ホームページへ戻る