お 酒 と 法 律


         お酒は大人の飲みもの


   ◆大人の責任・・・未成年者飲酒禁止法

        日本では
「未成年者飲酒禁止法」によって20歳未満の飲酒が禁じられていると同時に、
        「親権者には未成年の飲酒を抑止する義務と責任がある」としている。
        また、酒類を扱う業者は、飲むと知っていて、未成年者に酒類を売ったり、与えたりした場合罰せられる。

        未成年者飲酒禁止法の特徴は飲酒した未成年者本人が罰せられるのではなく、
        周りの
大人の責任ということ。




                  未成年者 飲酒 禁止法

                                                         大正11年3月30日   法律第 20号
                                                                    改正   昭和22年12月   法律第223号
                                                                    改正   平成12年12月   法律第134号


     第一条  〔未成年者に対する飲酒の禁止〕
           1
 満二十年ニ至ラサル者ハ酒類ヲ飲用スルコトヲ得ス

           2  未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者若ハ親権者ニ代リテ之ヲ監督スル者未成年者ノ飲酒ヲ知リタルトキハ之ヲ制止スヘシ

           3  営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ満二十年ニ至ラサル者ノ飲用ニ供スルコトヲ知リテ酒類ヲ
               販売又ハ供与スルコトヲ得ス


      第二条  〔酒類及び器具の没収・廃き等の処分〕
            満二十年ニ至ラサル者カ其ノ飲用ニ供スル目的ヲ以テ所有又ハ所持スル酒類及其ノ器具ハ行政ノ処分ヲ以テ之ヲ没シ
            又ハ廃棄其ノ他ノ必要ナル処置ヲ為サシムルコトヲ得


      第三条  〔罰則〕
           1
 第一条第三項ノ規定ニ違反シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス

              第一条第二項ノ規定ニ違反シタル者ハ科料ニ処ス

      第四条
            法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ関シ前条第一項ノ違反行為ヲ
            為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ対シ同項ノ刑ヲ科ス






  ◆動機は親の勧め

       「未成年者飲酒禁止法」の目的は、未成年者からアルコールの害から守ることにある。
       酒は「百薬の長」といわれ、適量のお酒は大人には有益なもの。

       しかし、未成年者には心身共に発達段階にあり、アルコール分解能力も大人に比べて
       未熟なため脳細胞への悪影響、性ホルモンを産出する臓器の機能抑制など成長期にある
十代の心身に
       とって飲酒はマイナスになる。



       最近に調査によると、

            
・中学生の6割

            ・高校生の約8割


             


      
が「飲酒経験あり」と報告されており、未成年者に飲酒の広がりが問題となっている。
       「問題飲酒者(週1回以上飲酒)」が大きく増加していることが、
       若年のアルコール依存症につながるとして将来への危険性が指摘されている。

       未成年者の
初めての飲酒の動機で最も多いのは、「家族の勧め」という調査結果がある。
       本人の自覚はもとより、周囲の大人たちも未成熟な心身へのアルコールの害をきちんと
       わきまえなければならない。



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