授業を行う上での指導方法


    授業における指導の方法にはいろいろある。一般的に行われている指導方法を紹介する。





  ブレインストーミング


        ブレインストーミングとは「脳の嵐が起こる」という意味。
       その目的は、
グループ全員が協力しながら限られた時間の中で、ある課題についてたくさんのの意見
       やアイデアを出すこと。
        ブレインストーミングは、ライフスキルの学習の中心をなし、小集団活動(5人〜6人程度)において、
        ロールプレイング(後出)と並んで最もよく用いられる学習方法。

       ブレインストーミングの進め方はだいたい次の通り。

          
(1)目的や実施上に注意点を説明する。

          (2)小集団活動(5人〜6人程度)に分けて、小集団ごとに司会者を選ばせる(司会者は、活動の
             目的をメンバーに十分理解させ、活動を活発にする)。

          (3)決められた時間内で、与えられたテーマに基づいて、たくさんの意見やアイディアを出す。


          ※小集団のメンバーは、お互いの意見を尊重して、耳を傾けることや雰囲気を作ることが求められる。






    ディベート


        ディベートとは、ある一つのテーマについて、参加者が肯定側と否定側に分かれ、一定のルールに従って、
       各々の主張を立証することを目的とするディスカッションの一形式である。

       ディベートで最も重要視されるのは証明するということであり、論理的思考力を養うために
       近年我が国の学校教育でも用いられるようになってきた。

       原則

         (1)肯定側と否定側のメンバーの数が同数。

         (2)両チームの持ち時間が同じ。

         (3)最初と最後は肯定側が話す。


        ディベートの一般的な進め方はだいたい次の通り。

            (1) 肯定側の立論

            (2) 否定側から肯定側への質疑

            (3) 否定側の立論

            (4) 肯定側から否定側への質疑

            (5) 反対側の反論

            (6) 肯定側の反論

            (7) 判 定



        教育上の利点は、論理的思考力の形成だけにとどまらず、意志決定スキルを形成するのにとても有効。
        実施の場面において、相手の話をよく聞くこと、自分の考えを上手に伝えることが必要となるため、
        コミュニケーションスキルを形成するのにも有効。

        ※注意点
           善と悪が明らかであるような題材設定は避ける。なぜなら、賛成側もしくは反対側が優位に受けとめ
           られることや結果がはっきりわかってしまうようなことはさけたい。







    フィールドワーク


         生徒が自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断・行動し、よりよく問題を解決する方法として
         有効な方法。

         教員の話とは違った印象や関心を深めることが期待できる。

         薬物乱用に関しては、


          ●警察署・・・・・最近の薬物乱用の実態・薬物乱用に関する事故・事犯などを係員などから話を聞くことできる。

          ●保健所・・・・・薬物乱用の健康に及ぼす影響について係員などから話を聞くことできる。


         などの
関係機関の訪問考えられる。これらを通じて、薬物乱用を取り巻く環境を調べることができる。








    ケーススタディ


         ケーススタディは、日常生活で起こりそうな架空の物語で場面を設定し、学習者がその主人公の
         立場に立ち、登場人物の気持ちや考え、または行動の結果を予想したり、主人公がどのように
         対処(態度や行動)すべきかについて考えたり話し合う。

         学習者は、架空の人物について話し合うため、自分の個人的な経験を暴露したり気恥ずかしい思いをする
         心配が少ないことから、学習者の率直な気持ちや考えを引き出すことが容易になる。

         こうした学習活動を通して、学習者の誤った社会通念の改善、心理社会的要因による影響の存在、
         望ましい対処の方法などについて、効果的に学習することができる。


        たいがいは、ブレインストーミングやディスカッションなどと組み合わせて学習活動が展開される。
        ライフスキル学習を効果的に進めるために、
ケーススタディをロールプレイングの学習活動の前段階に
        位置づけることも一つの方法である。








    ロールプレイング


         ロールプレイング(役割演技法)とは、役割を与えて演じさせ、それを通じて問題点や解決方法を考えさせる
         訓練方法である。
自己主張コミュニケーションスキルやストレス対処スキルなどの人間関係にかかわる
         スキル能力を高めるのに特に有用である。

         ロールプレイングの学習活動では、クラスの生徒が相互に演者となったり観察者となったりするので、 
         自己を客観視したり他者を理解することが可能になり、
生徒は楽しく、主体的に参加できる。








             ※  これらの指導方法について、詳しく知りたい方は次へ、アクセスしよう  ※

                    薬物乱用防止教育 指導者・一般向け 指導の実際
 


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