2022年12月6日カテゴリー:

「秋から冬の星空にたたずむ天体たち」

季節は秋から冬に移り変わり、星空も星座の入れ替えが始まっています。今回は、総合教育センターがある甲府盆地で撮影した天体を紹介します。

 

写真① M27あれい星雲

 

写真② M31アンドロメダ銀河

 

写真③ NGC891

 

写真④ ペルセウス座の二重星団

秋の星座であるこぎつね座とアンドロメダ座には、①鉄アレイの形をしたM27あれい星雲、②肉眼でも見ることができるM31アンドロメダ銀河、③星空に潜むNGC891があります。アンドロメダ銀河はご存じの方も多いと思いますが、私たちが住む天の川銀河のお隣さんで、肉眼でも見ることができます。また、ペルセウス座の二重星団は全天一美しい星団とも言われています。観察には双眼鏡がおすすめです。

 

写真⑤ M42オリオン星雲

 

写真⑥ いっかくじゅう座のばら星雲

冬の星座の代表選手、⑤オリオン座にあるM42オリオン星雲です。ここでは新たな星が生まれています。また、⑥いっかくじゅう座のばら星雲は、その名の通りバラの花のようです。ただし、ばら星雲は肉眼や望遠鏡でその形や色を見ることは難しく、写真にとらえて初めて実感できる名前です。

 

今回ご紹介した天体写真は、「電視観望」の際に撮影したものです。電視観望とはCMOSカメラと望遠鏡、PCを組み合わせ、肉眼では見ることのできない天体の姿を、光をためることによりリアルタイムで見る方法です。なお、いずれの写真も住宅街で撮影しました。

 

冬は大気が安定し、星空を眺めるには絶好の季節です。暖かくして、夜空で星座探しに挑戦しませんか。