2025年8月28日カテゴリー:

令和7年度 初任者研修会(全校種参集)

 令和7年8月21日(木)に第9回初任者研修会を実施しました。全校種参集での研修会は今年度最後となります。二学期が始まる前に「休みモード」のマインドから「学びモード」へと切り替え、参加者同士で学び合いました。
 研修のスタートは「イントロダクション」です。「夏休み明けに最も意識したいことは」という問いに向き合い、自校の子供たちや学校へ意識を向けました。「さらに良い学級をつくりたい」「リーダの育成に力を入れたい」など、それぞれの課題を掲げて研修へ臨みました。
 午前中の研修は「ストレスマネジメント」と「特別な支援や配慮を必要とする児童生徒への対応」でした。それぞれを山梨県総合教育センターの山口友輔 指導主事、武藤宏子 指導主事から学びました。ストレスマネジメントでは、様々なストレッサーが原因で精神的にも身体的にも影響が大きくなっていく危険性について触れられました。自分がストレスと感じないことでも、人によっては非常に強いストレスとなるなど、子供たちだけでなく、大人である私たち教師も時には倒れてしまうようなストレスに襲われる可能性もあります。日頃の悩みを打ち明けられる人や、ストレスの発散ができる余白の時間が必要だとわかりました。
 「特別な支援や配慮を必要とする児童生徒への対応」については、武藤指導主事の様々な問いかけについて、仲間とのペアワークなどを通して理解を深めました。外国籍の子供・ヤングケアラーの子供など様々な事例紹介を聴きながら、自校に所属する支援や配慮が必要な児童生徒を思い浮かべ、教師としてどんな支援ができるのかを自分事として考えることができました。
午後は各校種に分かれて講義を受けました。小学校・特別支援学校小学部は「プログラミング」について総合教育センターの飯窪優 指導主事から、中学校・高等学校・特別支援学校中等部・高等部は「部活動の在り方」について保健体育課の渡辺健太郎 指導主事から、養護教諭は「特別支援の養護理解」について甲府支援学校の小野寺海大 養護教諭から、栄養教諭は「衛生管理」について保健体育課の清水美恵子 指導主事と長坂小学校の小泉麻美 栄養教諭より学びました。
 研修会の最後は「情報交換会」です。小学校は大研修室で、中高特養栄の先生は3研と4研に分かれて、ホームグループでの活動となりました。メインの活動は「これまでの振り返りと年度末にありたい姿」についての省察的対話です。まずはインストラクションで「対話観」「省察観」に関するマルティン・ブーバーやデービッド・コルブの言葉を引用しながら、語り合う重要性について触れました。グループファシリテーターがいない対話において、話し手・聞き手がどんなことを意識して進めていけばよいのかを確認することでより良い対話になりました。対話を進めていくと、自身が「経験」してきたことが今の「価値」「学び」に結び付いていることに気付いていきました。事前課題で書いた中身が、他者からのフィードバックや問い返しによる自己開示を繰り返すことで、初期段階では未知だった部分(暗黙知)が見えてきたと感じます。リフレクションのなかで綴った言葉がそれを表現しており、最初のイントロダクションで書いた「夏休み明けに意識したいこと」が単なる行動やアクションだったものが、より深い本質に近いものへ変わっていました。真に意識したいことが見えてきたように感じます。
 次回は10月まで少し期間が空きます。2学期に初任者の皆さんがそれぞれ力をつけて、感じたこと、これまでの歩みを「経験」として、また研修会で持ち寄り、価値や学びへとつなげていけたらと思います。秋にセンターで元気な姿で会えることを楽しみにしています。