2025年10月3日カテゴリー:

特別研修会Ⅰ

 6月19日(木)に特別研修会Ⅰを実施いたしました。多くの先生方にご参加いただき、ありがとうございました。本年度、研修の“カタチ”を変える提案をさせていただきました。学校の多忙化により、校外の研修会や公開研究会等への参加を控えたり、校内研の内容が簡素化されたりする傾向があるということを耳にします。ただ、教員は、資質向上を図るために絶えず研究と修養に努めなければなりません。そこで学校としての資質向上を図るためにも、校内研について、一つのモデルを提供できたらどうかと考えました。昨年度、学校単位で参加し、この特別研修会を校内研の「学習会」として参加いただいた学校からは大変好評であったこともあり、今回の新たな“カタチ”の提案となりました。
 学校単位で校内研(学習会)としてご参加いただければ、目の前の子供たちや学校の課題を共有している仲間で研修を受けるので、内容を自分ごとに変換し、研修後の実践に繋げていただきやすくなります。特に、本センターの研究推進校3校には担当の指導主事が赴き、ファシリテーターを務め、先生方には対話を深めていただくことができました。
 皆様からの感想からいくつかを紹介させていただきます。〈講演内容に関わって〉「教育現場が抱える課題に対する具体的なアプローチを提示してくださった。」「「主体的な学びとは学習者間の相互作用である」「発話することの重要性」「振り返りは前向きな行為である」という再定義は、これまでの認識を大きく変えるきっかけとなった。」「実際に調べて共有するワークを体験したことで、主体的に参加できた。」〈企画・運営に関わって〉「校内で話し合いができたこと、チャット機能で他校の先生方の意見をリアルタイムに知ることができたことで、校内研が深まった。」「対話しながら取り組むスタイルがよかった。対話の大切さを改めて感じた。」「貴重な講演を学校全体で聴けたことや、3人組で考えを交流して参加者全員がアウトプットできたことがよかった。」「「校内研観」をアップデートしなければならない時期であると感じた。」「(火・木は出張日なので)実施日を検討してほしい。」
 来年度もこの新しい“カタチ”での特別研修会Ⅰを計画しています。ぜひ、校内研(学習会)として学校単位での参加をご検討ください。なお、「(4月になってからではなく)研修会の日を年度内に教えていただければ、行事予定に組み込める」というお声をたくさんいただきましたので、予告の時期につきまして改善してまいります。