2025年10月10日カテゴリー:

人権教育研修会Ⅱ 学校で配慮と支援が必要なLGBTQ+の子どもたち

 令和7年10月7日に宝塚大学看護学部 教授 日高庸晴先生をお迎えし、人権教育研修会Ⅱを実施しました。山梨県教育振興基本計画の施策等に挙げられている人権教育が学校においてさらに推進されるよう、山梨県総合教育センターでは、年間2回の人権教育研修会を実施しています。本年度2回目の本研修会では、個別的な人権課題であるLGBTQ+についての理解を深めることを通して、学校における適切な配慮や支援の在り方について学び、教育活動全般における実践力を養うことを目的としました。日高先生に講師をお務めいただくのは、本年度で7回目となります。

日高先生には、「LGBTQ+の児童生徒の存在を認識した学校での取り組み」をテーマに、様々なデータからその現状についてお話しいただきました。研修会を受講した先生方には、LGBTQ+の現状を理解し、学校での配慮や支援について理解を深める時間となったのではないかと思います。

 講義の中で「性的指向や性自認、LGBTQ+の存在を視野に入れて学校ですぐに実施可能な取り組み」として「教員研修の実施」や「先生がポジティブに発言する」、「学級通信などで取り上げる」などのご示唆をいただきました。今回受講した先生方を中心に各学校での取り組みが活発になることを期待しています。

 教員として目の前の児童生徒に対し、どのような配慮や支援ができるのか、またどのような声かけができるのかについて、真剣に考える機会となりました。